Q.あなたは次のパターンに陥っていませんか?
ある工務店は、
「このままじゃ、儲からない、値上げしなきゃ!」
と思いながらもなかなか実行できてない。
ある飲食店は、
「今は値上げの時代、よし、100円だけ上げよう」
でも、まだまだ原価高騰分には足りない。
ある美容院は、
「高くしないと儲からない。でもやはり相場より安くしないと売れない」
と、貧乏暇なしコース。
私のもとにはこうした相談が毎日のように寄せられます。
なぜ、値上げできないのでしょうか?
それは、お客さんに嫌われるからでも、
値上げしたらお客が来なくなるからでもありません。
本当の理由は、、、、
「値上げの心理学」を知らないからです。
これを知れば、お客さんに嫌われることなく、お客さんが来なくなることもなく、
相場よりも安くする必要がない、ということが分かるはずです。
では、値上げの心理学とは何か?を
お話ししますね。
「値上げの心理学・3原則」
第1原則:わずかな値上げは誰も気にしない
第2原則:正当な理由があれば問題ない
第3原則:高い理由を語ればOK
順番に解説しますね。
第1原則:わずかな値上げは誰も気にしない
あなたは100円も値上げした、とドキドキしているかもしれないですが、
お客さんはたくさんあるお店やサービスの中で、商品の価格までいちいち覚えていない、
ということです。
あなただって、近所の喫茶店メニューの価格、
全部言えませんよね?(笑)
だから過剰に気にしなくても大丈夫なんです。
第2原則:正当な理由があれば問題ない
単に値上げします、では、お客さんも「なんだよ!」と感情的になるものです。
しかし、「原材料の高騰により~」といった、理由が添えてあったらどうでしょう?
「まあしゃあない」ってなるはずです。
それで、怒るお客さんって、???ってなりません(笑)
だから、正当な理由をしっかり伝えることも大事なのです。
第3原則:高い理由を語ればOK
相場に合わせることよりも、相場よりも高い理由を説明できることの方が大事なんです。
たとえば、
「相場よりも高い、と思われたかもしれません、
しかし、それは私のサービスが業界では初めての〇〇を取り入れているからなのです」
といった説明さえつければ、
「え、買いたい!」となるはずです。
そう、値段が全てではないのです。
※なお、これは何かの本に載っているわけではありません。私がこれまで何百社という企業の相談に乗る中で見出した、オリジナル原則なのです。←だから、どの本に載っています?って聞かないでくださいね(笑)
実際、私のクライアントさんは、
この原則を使って、どんどん値上げにトライし、
大きな成果を上げています。
あるカフェは、コーヒーを20円値上げしたが、
誰も指摘しなかったため、そのまま利益増加につながった。
ある美容院は、オプションのヘッドスパを
500円値上げしたにも関わらず、
オーダーする人は一人も減らなかった。
また工務店では、品質保証、をうたったところ、
相場の1.2倍で受注し続けている。
このように値上げはコワいどころか、
ビッグチャンスなのです。
値上げをしたいが、勇気が出ない。そんなジレンマをお持ちの方は、
ひとりで悩まず、値上げの3原則を一緒に活用してみませんか?