ランチになると厨房が蒸気でサウナ状態。
でも利益はスッカスカ。
「予約いっぱいで3週間待ちですよ」とお客さんをお断りしているのに、
預金残高はまったく増えない。
朝から晩までトイレに行く時間もないほど働いているのに
いつも「お金」のことばかり、考えてしまっている。
私はこれまで、こんな声を
本当にたくさんお聞きしてきました。
これは会社の売上がまだ足らないのでしょうか?
いいえ、そうではありません。実は売上に問題があるのではなく、
「利益を意識していない」ことが問題なんです。
では、どうしたらいいのか?と申しますと、
私は、売上の数字だけじゃなく、“利益がちゃんと出ているか”を見ることが
大事なのです。
ちょっと分かりやすい例でお話しますね。
(例)定食屋さんのランチ
ある小さな定食屋さんがランチで1日100食を売るとしましょう。
これは、てんやわんや、の大盛況、と言えますよね。
1食1,000円ならば、1,000円×100食=10万円となり、
ランチだけで、10万円も儲かるお店、ですからね。
しかし、忘れてはいけないのは、
ここから以下の経費を差し引いた利益の存在なのです。
- 「1食当たりの食材の原価」
- 「ランチ時間のアルバイトの人件費」
- 「使った水道光熱費」
- 「家賃の時間換算」などなど。
もし、これらを差し引いた利益がほとんどない、のであれば、
どんなに忙しくても永久に儲からない、のです。
しかし、裏を返せば、これらを意識し、利益が出るように、
経費を改善していけば、
「忙しいけど、しっかり儲かるお店」
に生まれ変わることは決して難しくないのです。
実際、これに気づいて取り組んだ、
ある飲食店のクライアントさんから、
「売上は変わらないのに、利益が2倍になった」
と言われました。
また、ある美容院さんも、
「前と忙しさは変わらないのに、利益が出るようになった」
とご報告をもらいました。
はたまた、歯科医院さんは、
「診療時間を減らしても、前より利益が残るようになった」
と言ってくれました。
このように、売上ではなく、“利益”に着目した取り組みを行うことは、
「忙しい割にちっとも儲からない」から脱却する突破口なわけです。
1人で悩むのをやめて、一緒に“儲かる構造”を見直してみませんか?