「この和菓子1個売って利益はたったの50円。
儲かるわけないですよ」
という、和菓子屋さん。
「儲けるためには大口をとらないといけないんだけど、
コロナで小口の仕事しか回ってこないよ」
という、広告代理店さん。
「このあたりは競合が多いから、
安くしないとお客が入らないですよ」
という、ランチ営業の居酒屋さん。
こうしたお話を私は開業以来、
何百回も聞いてきました。
この言葉の根底には「他より安くしなければ売れない」という思い込みがあるのですが、
決してそうではないのです。
高いから売れないのではなく、高い理由がないから売れない
だけなのです。
では、高い理由とはどんなものが考えられるのか、
ご一緒に見ていきましょう。
- 理由NO.1 他では手に入らないから!!!
- 理由NO.2 人間関係が出来ているから!!
- 理由NO.3 コミュニティがあるから!
なんだか面白そう!と感じて頂いた方、
ちゃんと順番に解説していきますからねー。
理由NO.1 他では手に入らないから!!!
やはり、これが最強です!何か1つで良いので、
ライバル店、ライバル企業がやっていない商品やサービスを加えてみてください。
といっても、別に無から有を生み出せ、ということではありません。
やろうと思えばやれるけど、
業界ではやっていないもので十分なのです。
たとえば、『和菓子屋さんでガチャガチャ』なんてどうでしょう?
あまり見たことありませんよね。
これが楽しみで、子連れのお客さんが来店する、
なんてことがあるわけです。
たとえば、『ランチ完食スピードの選手権』なんてどうでしょう?
新記録更新者には、ディナー券プレゼント、
というものでも良いでしょう。
たとえば、広告代理店なら、
「もし広告の反応がゼロだったら、次回無料で空き枠に掲載します」
なんて、保証を付けるのはどうでしょう。
(空き枠ですから、実質コストゼロですよね?)
このように他の業界ではやっているけど、
ウチの業界ではやっていない、ということを1つ加えるだけで、
高くて選ばれる店、会社になるのは意外と簡単なのです。
理由NO.2 人間関係が出来ているから!!
実はこれもなかなかにおススメですよ。
流行っているバーを想像してください。マスターとお喋りしたくて、
お店に行っている人ばかりのはず。
あなたの会社でもまったく同じなんです。
誰だって、安いけど人間関係のまったくないところよりも、
多少高くても人間関係がしっかりできている人から買いたい、
と思っているはずです。
そのためには、その人の趣味でも好きな食べ物でも、
どんなことでもしっかりとデータ化し、
覚えておく、というのが大事です。
理由NO.3 コミュニティがあるから!
そして、最近のトレンドは、これ、コミュニティです。
平たく言うと、仲間。
つまり、あなたのところにいくと、
仲間に会える、友達に会える、ということがあれば、
高くてもあなたのお店や会社を利用するのです。
具体的には、「〇〇ファンの会」といったものを
作ってしまうのです。
これはリアルでもオンライン上でも構いません。
要はあなたの会社やお店を通じて出会った人たちのコミュニティをしっかり作ってしまえば、
高くても他のお店や会社に行くことはなくなるのです。
それくらい今の時代は、「仲間」って大事なんです。
これをお話しした和菓子屋さんは、
さっそく、チョコと和菓子を組合わせた新商品を作り、
子ども連れを見事にゲットし、
高くても買ってもらえるようになりました。
またある飲食店さんは、
さっそく、クイズに答えてデザートプレゼント、
を毎週LINEで通知することで、
ファンを作って高くても売れるようになりました。
そして、ある広告代理店は、
保証付き広告を導入し、ライバルよりも高くても掲載依頼が
殺到するようになりました。
さあ、あなたは“高く売れる理由”なにか思いつきましたか?
「ジリ貧から脱却し、高く売れるようになりたい!」
そんなお考えの方、ご一緒に作戦を考えませんか?